消化にかかわる微量元素

人間は食べ物を摂取したからといって、その食べ物がそのままわたしたちの細胞になるわけではなく、脂肪酸、アミノ酸、グリコーゲンという細かい分子まで、微生物の力を借りて分解しています。

微生物=善玉菌がおなかの中で分解する過程では、消化酵素が作られ、この消化酵素が食べ物を分解していますが、ミネラル・微量元素の多くは、体の中で酵素の働きを活発にさせる活性基と呼ばれる役割を果たしています。例えば、アミラーゼにはカルシウム、リパーゼには亜鉛などです。

活性基であるミネラル・微量元素が不足すると、消化酵素はうまく働きません。消化がうまくいかなければ、わたしたちはせっかく食べた栄養も、十分に吸収できないのです。
おなかのために、善玉菌とミネラルが必要不可欠である理由はここにあります。